はじめに

2022年度はコロナ禍の先が見えない状態から始まりました。大田区と期首に毎年行っている懇談会では11項目にわたる質問事項を作成し8月1日に懇談をする予定でしたが、書面での返答となり10月に入ってからやっと返答書面がきました。ひとつひとつ現場のケアマネジャーが利用者を前にして手続等の難問にぶつかる場面で大田区としての見解を求める質問が多くありました。利用する側にとっての手続き上の課題を解決できるような返答ばかりではなく、もっと保険者が利用者の目線で一緒に検討したり、手続きや制度の運用を考えていただかなければならないことが多くあると、私たちは考えています。再度質問を書面で投げかけたり、その経過をHPで公開しようとしました。会員以外の目に触れる書面ではないとの区の見解があり、会員にどうしてもお伝えしたいと思い、会員の事業所宛に大田区の書面そのままを郵便で送らせていただくという判断をし、発送させていただきました。

またこの年度から「個別避難計画書」の大田区からの作成委託が始まりました。ケアプランとは全く異なる視点が必要で、災害時の安全な避難ルートや方法が整わない中、実効力のある計画が立てられたのか、アンケートをとらせていただいた作成経験者からは「これでは心配」という悲痛な声が上がりました。

保険者とそこで暮らす区民がともに考え、一緒に作ることが出来なければ「地域包括ケアシステム」を作り出すことは難しい。「重層的支援体制の構築」も区民の協力があってこその構想です。私たちが声を上げにくい要介護の高齢の方々、介護を担うご家族、支援をする専門職の声を代弁しながら、大田区がより住みやすい、住み続けたくなる地域となるようにさらに努力をしていきたいと思います。

活動報告

1 NPO法人全体の運営について

  • 総会の開催 コロナ禍において書面議決となりました。
  • 会計作業の見直しがすすみ会計士と事務局非常勤職員への財政管理の作業荷重が増えました。理事や運営委員が財政管理についての意識を持たねばならないのは以前からですが予算規模も大きくなり、さらに意識を持って当たらなければなりません。
  • 毎月月初に事務局会議、中旬に運営委員会を開催
  • 連絡会主催研修(部会報告参照)
  • 大田区より委託事業(部会報告参照)はWEB開催について、技術的にも、機材的にも事務局非常勤職員の働きにより、研修を提供することが出来ました。
  • 大田区との連携
    • 大田区福祉部介護保険課との懇談会 8月1日(水)書面のやり取りにて実施
      *返答書面についてHPにアップすることは許可が得られませんでしたので、会員には事業所単位で返答書面について配送いたしました。書面での回答にはこちらの思いとは不足の部分が多く、関係部署とのやり取りをさらに続けています。
    • 介護認定審査会委員 委員を派遣
    • 大田区地域福祉計画推進会議 委員派遣
    • 大田区高齢者福祉計画・介護保険事業計画推進会議 委員派遣
    • 大田区難病対策地域協議会 委員派遣
    • 大田区地域密着型サービス運営協議会 委員派遣
    • 大田区おおた介護予防応援事業検討会 委員派遣
    • 大田区在宅医療連携推進会議 委員派遣
    • 大田区介護保険サービス団体連絡会会長会に参加(年2回、臨時会議2回)
    • 大田区介護サービス功労者表彰(今年度は中止)
    • おおた福祉フェス2022企画会議に参加し、運営に協力しました
    • 福祉部介護保険課と個別避難計画書の作成と災害時のショートステイ利用についての考え方について複数回話し合いを実施。
  • 区内外各種団体との連携
    • 区南部地域リハビリテーション支援事業 委員派遣
    • 自由民主党大田区民連合 予算要望懇談会参加 7月27日(水)
    • 日本共産党大田区議団 予算要望懇談会参加 8月12日(金)
    • ふれあいはすぬま自営消防訓練参加 11月18日(金)
    • エールおおた区議団懇談会参加 8月10日(水)
    • 社会福祉法人大田区社会福祉協議会との連携
      大田区地域福祉活動計画推進会議 委員派遣
      大田区社会福祉協議会評議員専任・解任委員会 委員派遣

 

2 各部会からの報告

〇研修部会報告 報告・土井

 令和4年度も、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中での研修開催となりました。大田区研修においては、年間でオンライン開催の予定としました。ケアマネジメントの質の向上を目的とした企画を実施しました。事例やワークなど、具体的なものを示し、分かりやすい研修になるよう努めました。

また、連絡会研修においては、ケアマネジャー同士の交流の機会を欲している状況があると考え、秋の「タウンミーティング」を集会型で開催しました。大森地区、調布地区、蒲田地区&糀谷羽田地区の3回に分かれ、感染症対策を施すもとで行いました。グループワークでは、活発な意見交換ができ、講師の方から「大田区のケアマネジャーは、地域性を活かした研修を行い、課題抽出・解決に向けた取り組みを行っていて、素晴らしい。」とお言葉をいただきました。ひとりや一事業所よりも、仲間の意見や知識を共有することで、更なるスキルアップが図れると考えます。そのような機会を実現でき、参加者からも「久しぶりに意見交換が出来てよかった」と大変好評でした。その他、オンラインにて「特定事業所懇談会」「カスタマーハラスメント対策研修」と、特徴のある独自研修を開催することができました。

引続き、大田区のケアマネジャーと共にある連絡会として、ニーズに応える研修を企画していきたいと思います。

.大田区研修(大田区委託事業)

第1回 令和4年7月28日(木)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)
参加者296名
タイトル

ケアマネジメントにおける権利擁護について学ぶ

~8050問題、不十分な介護、高齢者虐待を通じて~

内容8050問題等のケアマネジャーが支援しにくさのある事例を通して、高齢者の権利擁護、虐待防止について学ぶ。ケアマネジャーの立場としての基本的な権利擁護の視点を持つことが出来る。
講師かわさき社会福祉士事務所 所長 川崎 裕彰氏(社会福祉士)
第2回 令和4年9月14日(水) 14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)
参加者314名
タイトルケアマネジメントのポイント~改正通知の理解~
内容令和3年に出された改正通知 介護保険最新情報「958」と「1049」において示された「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示について」の一部改正等について、理解しケアマネジメントに活かすことを学ぶ。また、老企29号の説明が丁寧にされたことで、ケアマネジャーの基本的な役割や姿勢を再確認する。
講師江戸川区ケアマネジャー協会 副理事長 栗岡 清英氏
第3回 令和4年10月13日(木)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)
参加者260名
タイトル人と障害をICFの視点で理解する~引き算から足し算の考え方へ~
内容ICFの視点を理解することで、アセスメントに必要な、ありのままの事実を捉える「支援者」の視点を学び、ケアマネジャーの思い込みや、良かれと思った一方的な支援にならないよう、原点に立ち返る。実際にワークを行い、ICFの足し算の考え方を理解し、実践に活かせるようになる。
講師東海大学 教育情報開発センター 講師 渡邊 祐紀 氏
第4回 令和4年12月2日(金)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)
参加者270名
タイトル在宅介護の限界点を高める~ 在宅を諦めないプランを作る ~
内容「地域包括ケアシステムの構築」「在宅ケアの限界点を高める」ものとして、地域密着型サービスが作られた経緯や、定期巡回・小規模多機能等のサービスの理解、活用について学び、高齢者が地域で住み続ける支援について改めて考える。
講師ケアセンターみなまきみらい 所長 新井 仁子 氏
第5回 令和5年2月17日(金)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)
参加者248名
タイトル

みんなで学ぼう!ケアプラン点検~事業所内でもやってみよう~

~その人らしさが活きるケアプランを作成しよう~

内容ケアプランの課題(ニーズ)から長期目標の立て方、汎用性が高くなりやすい考え方・傾向などを、令和4年度ケアプラン点検の総括と、他の保険者である八王子市のケアプラン点検の傾向を交えながら説明。また、ケアプラン点検の実演を視聴し、理解を深める。
講師

(ゲスト)一般社団法人八王子介護支援専門員連絡協議会 会長 八木 広行 氏

NPO法人大田区介護支援専門員連絡会 運営委員

Ⅱ.連絡会研修

第1回 NPO法人大田区介護支援専門員連絡会主催懇談会

令和4年6月24日(金)14:30~16:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者25名
タイトル特定事業所懇談会 ~日々の業務内容について語ろう~
内容特定事業所としての加算の解釈、困難事例の根拠、研修のあり方、実地指導について等々、多くの情報共有を行うことができた。管理者としての悩みや問題解決にも役立ったと大変好評だった。

第1回 NPO法人大田区介護支援専門員連絡会研修

令和4年8月25日(木)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者169名
タイトル

ケアマネジャーが知っておきたい法律知識

~カスタマーハラスメント対策を中心として~

内容「ハラスメント対策」を中心とした研修を実施。利用者本人、またはケアマネ自身を守るためにどうすればよいか、相談支援を行う上で、技術的な面はもちろんのこと、“自分を守る知識を習得する。
講師津波朝日法律事務所 津波 朝日氏(弁護士)

第2回 NPO法人大田区介護支援専門員連絡会研修 タウンミーティング

令和4年10月24日(月)・11月16日(水)・11月28日(月)

参加者

○調布地区  10/24(月) 参加者19名+運営委員9名=28名  
○蒲田地区&糀谷羽田地区 11/16(水) 参加者18名+運営委員12名=30名
○大森地区 11/28(月) 参加者26名+運営委員12名=38名

合計96名
タイトル

タウンミーティング「居宅介護支援事業所のBCP作成にむけて」

内容

居宅支援事業所におけるBCP作成について、考え方や実際の取組に向けて知り、他の居宅支援事業所とのグループワークにて、事業所としての課題・地域の課題について意見交換を行うことで理解を深める。実践の足掛かりとする。

講師はオンライン参加、参加者は集会型にて実施。

講師:株式会社ケアモンスター 代表取締役 田中大悟氏

〇ケアプラン点検作業部会 報告・瀧 (大田区委託事業)

 東京都保健福祉局発行「保険者と介護支援専門員が共に行うケアマネジメントの質の向上ガイドライン」を基に、前年同様、当連絡会が大田区からの委託事業として実施。区内62ヶ所の居宅介護支援事業所を対象に、従前の居宅介護サービス計画書(第1表~3表)、リ・アセスメント支援シート、及び基本情報シート、リ・アセスメント支援シート作成後に抽出されたニーズを用いて作成した居宅介護サービス計画書原案(第1表~3表)を提出していただき、前期26件、後期36件の計62件の点検作業を行いました。令和4年度も「自立支援を目的として、訪問介護、リハビリテーション、福祉用具のサービスを導入した事例」をテーマとしました。

個々の居宅介護支援事業所において、管理者や主任介護支援専門員を中心としたケアプラン点検が実施されることを目標とし、管理者等が点検する際の視点やポイント等を把握しておくことが必要となるため、前年度と同様に提出対象者を管理者または主任介護支援専門員としました。

点検したプランより好事例を選出しており、ファシリテーターの募集、研修を経て、令和4年度も前年度同様に新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、前期・後期共にグループ討議の形態を変更し、選出された好事例を用いて『面談形式によるケアプラン点検~事業所でもできるケアプラン点検~』を開催。前期・後期のケアプラン提出者が参加され、ファシリテーターの方々に活躍していただきました。

〇ケアマネ相談室活動報告 報告・石田 (大田区委託事業)

ケアマネジャーが元気になるためのお悩み相談・ご意見・ご質問をお聞きする「ケアマネ相談室」を毎月第3木曜日の13~17時に開室しています。ふれあいはすぬま(大田区西蒲田3-19-1)内の連絡会事務所で予約制の面談方式で相談を賜っていますが、新型コロナウイルスなどの感染症対策として本年度も引き続き、電話やメール、ZOOMなど門戸を広げて相談を承っています。日時につきましても柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。昨年度は新たな試みとして「ひとりケアマネ相談室」も開催し大変ご好評いただきましたが、残念ながら本年度は開催できませんでした。コロナ禍による研修のオンライン化などで横の繋がりを得る機会が減り、特にひとりケアマネさんが孤立傾向であり情報が不足していることなどが浮き彫りになっています。来年度は改めてひとりケアマネ相談室を企画してみたいと思いますので、開催する際には改めてご案内いたします。

〇地域活動部会活動報告 報告・所

蒲田駅前図書館と共催にて、毎月第2日曜日に「日曜介護相談室」を開催。介護に心配のある高齢者やご家族を対象に、大田区に限定せずに図書館をご利用の方で介護に不安のある方にはケアマネジャーが無料で介護相談を行っております。コロナ感染予防を考慮して相談場所を図書館のある建物の2階に変更して行っております。2022年度は介護相談の「予約」を図書館に申し込まれた方もいらっしゃいました。

一年に一度、大田区の各介護事業所連絡会や介護関係者が関わる「おおた福祉フェス」に実行委員として企画参加またボランティアスタッフとして参加。介護業界の紹介と就職問題について、区民に分かりやすく伝える催しです。

2022年度は、初の「完全ウェブによる・アバター参加型・おおた福祉フェス」を開催しました。ウェブ上の会場に参加者がスマホやタブレット、パソコンからアクセスし、自分の作成したアバターで会場内の各会社ブースを訪れる方式としました。各会社ブースではコロナ感染の心配もなく各会社の担当者とお話をしていました。

また「介護相談」も同時に行われ、ケアマネジャーをはじめ介護業界関係者が相談に乗るスタイルでこちらも大盛況となっておりました。最後には大ビンゴ大会が行われ、豪華景品を得られた方もいらっしゃったようです。

東京都介護支援専門員研究協議会(CMAT)に大田区のケアマネジャー職能団体として参加しており、特に最近は個別避難計画書、災害避難計画、居宅のBCP作成についてなど大田区のみならず他保険者の取り組みや他団体の取り組みなどを含めて、話し合いなどを行っております。

コロナ感染の影響もありますが、地域活動部会では今後も新しい「地域活動」の形を検討し続けます。

みなさまも「楽しいと感じられる」・「やりがいのある」地域活動を一緒に考えましょう。

〇広報部会活動報告 報告・石田

広報部会はNPO法人大田区介護支援連絡会の理念・方針を発信する役割があります。けあまね通信での活動報告や、ホームページを活用し会員相互の資質向上を図れるように、大田区の介護支援専門員の後方支援を行っています。昨年度途中から連絡会公式LINEアカウントを開設しまして、既に200名以上の方にご登録いただいております。まだ未登録の方はぜひ友だち登録をお願いします。より良い活動や後方支援に役立てたいと思いますので、会員の皆様からも広報部会にご意見をお寄せください。今後も当部会では連絡会の在り方、考え方を発信していきたいと思います。

〇制度研究部会報告 報告・島田

災害部会とともに令和4年度より大田区からケアマネジャーに委託された「災害時個別避難計画作成」に関するアンケート実施にあたり内容の検討、確認をおこないました。

また、大田区が推進する個別避難行動要支援者対策連絡会議にも参加し、今後にむけた準備ができるように介護支援専門員の立場でしっかりと意見を伝えていきたいと思います。

〇災害対策部会報告 報告・北原

令和4年度より大田区から委託された居宅介護支援事業所が作成する風水害時に危険度の高い要支援者についての「災害時個別避難計画書作成」に関するアンケート及び意識調査を行いました。東京都介護支援専門研究協議会(CMAT)第一ブロック全大会での災害時の防災計画の意見交換へも参加、他区の取組状況も把握しました。

また、令和6年度より義務化となるBCPについては、研修部会と合同で連絡会独自研修(タウンミーティング)にて「居宅介護支援事業所のBCP作成にむけて」研修を3地区に分け開催しました。

今後も大田区が推進する個別避難計画やそれに伴う介護支援専門員の担う部分について大田区と協議しつつ、関係機関・団体とも連携を図り、会員の皆様へ情報提供していきたいと思います。

はじめに

コロナ感染症蔓延防止のために、政府の方針が紆余曲折ありながらの2年間でした。それぞれケアマネジャーとして利用者の「フレイル化」、事業所の感染情報に各種「連絡」や「サービス調整」を感染が発生するたびに、対応に追われていたことと思います。

区研修はわたしたち連絡会の委託事業の中で、無事WEB開催が出来、現場で生かすことの出来るよう運営できたと思います。連絡会研修もWEBでの開催となり、必要な情報を提供できたと自負しています。情報提供のことで言えばラインの情報発信も始めています。しかし、さまざまな議論が顔を合わせば余分なコミュニケケーションの中から次のことを生み出すヒントやアイディアが出てくるものであること、それぞれの立場がどのような課題を持っているのか推察したり、配慮することがWEB上ではなかなか出来ないということを、切実に感じることになりました。

特に会員の皆さんが求めていることに答えることが出来ているか、これからケアマネジャーが直面していく新たな日常生活のなかで連絡会はどう会員の方々に寄り添えるのか、悩ましい2年間を過ごしました。ぜひこの議案書に添付しますアンケートにお答えいただき、会員の声を形にしていかれるようご協力の程お願い申し上げます。

活動報告

1 NPO法人全体の運営について

  • 総会の開催 コロナ禍において書面議決となりました。
  • 総会にはかった事務局・部会制の体制で運営が中途で事務局長不在となり、これまでの法人としての作成書面の保管などを見なおさざるをえなくなりました。会員の管理について、大変手間のかかる作業など事務局非常勤職員が担い、「会員証」を発行できるようになりました。また、部会制で作業分担が出来、部会長が大きく任を担う体制となりました。
    大田区の委託事業を行うことにより会計作業も作業量が増す中、会計担当の期半ばからのお休みが入り、会計士への委託を行うなど、会計作業の見直しも行いました。
  • 毎月月初に事務局会議、中旬に運営委員会を開催
  • 連絡会主催研修(部会報告参照)
  • 大田区より委託事業(部会報告参照)はWEB開催を余儀なくされ、技術的にも、機材的にも事務局非常勤職員の働きにより、何とか不備なく研修を提供することが出来ました。
  • 大田区との連携
    • 大田区福祉部介護保険課との懇談会 9月22日(水)WEB会議にて実施
      * 懇談内容はHPにアップしていますのでご覧ください。
    • 介護認定審査会委員 委員を派遣
    • 大田区地域福祉計画推進会議 委員派遣 
    • 大田区高齢者福祉計画・介護保険事業計画推進会議 委員派遣
    • 大田区難病対策地域協議会 委員派遣
    • 大田区地域密着型サービス運営協議会 委員派遣
    • 大田区おおた介護予防応援事業検討会の委員派遣
    • 大田区介護保険サービス団体連絡会会長会に参加(年2回) 
    • 大田区介護サービス功労者表彰(今年度は中止)
    • おおた福祉フェス2021(今年度は中止)。年度末からおおた福祉フェス2022の企画会
    • 議に参加しています。
    • 大田区福祉部福祉管理課からのヒヤリング等 「(仮称)大田区福祉人材センター機能設置
    • に向けた検討」「区における権利擁護支援・成年後見制度の利用促進について」
  • 区内外各種団体との連携
    • 大田区社会福祉協議会事務局長と懇談 11月4日(木)
    • 区南部地域リハビリテーション支援事業委員派遣
    • 自由民主党大田区民連合 予算要望懇談会参加 8月2日(月)
    • 日本共産党大田区議団 予算要望懇談会参加 8月19日(木)
    • ふれあいはすぬま自営消防訓練参加 11月18日(木)
    • エールおおた区議団懇談会参加 8月18日(水)

 

2 各部会からの報告

〇研修部会報告 報告・土井

令和3年度も、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中での研修となり、全てオンライン開催となりました。オンラインに参加者も運営委員も慣れてきたところですが、準備やその後の会員管理など事務局の業務は増加しております。

大田区研修は5回実施、視聴参加者に分かりやすく、関心をもって取り組んでもらえるような企画に努めました。5回目の研修では、参加者にチャットで個人ワーク回答をもらう方法を取り、都度100名の書き込みがあり、大田区CMのICTスキル向上を実感しました。

連絡会研修としては、顔の見える懇談会、通所介護事業所連絡会合同研修、介護保険改正を受けてのケアプラン1表の書き方についての研修と、計3回を実施しました。次年度は、さらに連絡会研修が開催出来るようにと思います。

引続き、大田区で働くケアマネジャーのニーズに合った企画と、スキルアップに繋がる研修実施に努めていきます。

.大田区研修(大田区委託事業)

第1回 令和3年6月28日(月)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

298名

タイトル

大田高齢者施策推進プランと介護保険改正について
~何が変わる!?ケアマネジャーが知っておくポイント~

内容

おおた高齢者施策推進プラン〜大田区高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画について理解を深める。またケアマネジャーとして、令和 3 年度介護保険改正におけるポイントを確認する。

講師

・おおた高齢者施策推進プラン~大田区高齢者福祉計画・第8期大田区介護保険事業計画~

  大田区福祉部介護保険課⻑  小⻄  博幸氏

・8期の改正についてCMが知っておくべきこと 

NPO 法人大田区介護支援専門員連絡会  制度部会委員

 

第2回 令和3年9月14日(火) 14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

244名

タイトル

ケアマネジャーに求めるリハビリの視点

内容

高齢者へのリハビリの効果、コロナ禍でのフレイル予防、今回の改正でリハビリが重視されている点等について学ぶ。リハ職とケアマネジャーとの協働について、理解を深める。

講師

<3士による講義>

・医療法人社団双愛会 ファミリークリニック 蒲田/品川/多摩川

在宅リハビリテーションセンター 副センター長 原田 俊氏(理学療法士)

・医療法人社団涓泉会 山王リハビリ・クリニック

第2リハビリテーション部門 部門長 上原 亮介氏(作業療法士)

・社会医療法人財団 仁医会 牧田リハビリテーション病院

リハビリテーション部 主任 大内 完人氏(言語聴覚士)

 

第3回 令和3年10月26日(火)10:00~12:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

270名

タイトル

ケアマネジャーが持つべき虐待防止の視点

~大田区の虐待対応の流れ~

内容

ケアマネジャーの立場として、虐待防止の早期発見・判断、視点について学ぶ。また、虐待通報したその後の流れや対応、大田区のコア会議について知ることで、関係機関・行政等と連携、虐待防止対応力の向上を目指す。

講師

・かわさき社会福祉士事務所 所⻑ 川崎 裕彰氏(社会福祉士)

・大田区福祉部蒲田地域福祉課 高齢者地域支援担当係⻑ 佐藤 公子氏(保健師)

 

 

 

 

第4回 令和3年12月7日(火)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

211名

タイトル

障がいの捉え方を学ぶ

~複合課題を有する家族への支援~

内容

共生社会を目指す今、高齢者のみではなく、介護者等家族の課題についても支援が必要となっている。障がいの制度・特性について学び、障がいの事例を通して大田区での相談機関との連携について理解を深める。

講師

社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会

大田区障がい者総合サポートセンター副統括管理者

相談支援事業所管理者        神作彩子氏

 

第5回 令和4年2月3日(木)15:00~17:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

248名

タイトル

みんなで学ぼう!ケアプラン点検 

~その人らしさが活きるケアプランを作成しよう~

内容

大田区のケアプラン点検の概要・総括について説明する。また、利用者が望む生活の様子を具体的にケアプラン第2表に記載し、3表へ繋げることを学ぶ。

講師

特定非営利活動法人 東京都介護支援専門員研究協議会 理事  牧野和子氏

Ⅱ.連絡会研修

第1回 NPO法人大田区介護支援専門員連絡会主催懇談会

令和3年8月20日(金)16:00~17:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

19名

タイトル

「ケアマネフリートークの会」

~心のリフレッシュしませんか~

内容

テーマを設けず数名のグループにランダムに分かれ、「顔」を見せ合っての懇談。

 参加者からは「とても楽しかった」「コロナ禍で他のCMと会えないので大変良かった」「分からないことや新たな情報が得られてよかった」と感想を頂きました。

 

大田区通所介護事業者連絡会&NPO法人大田区介護支援専門員連絡会共催 合同研修

令和3年9月21日(火)14:30~15:40 オンライン研修(ZOOM)

参加者

56名

タイトル

LIFEのきほんの「き」について

内容

第8期介護保険事業計画から新たな仕組み・加算として新設された「LIFE」の活用について知り、ケアマネジメントの課題分析・プラン作成に役立てることを学ぶ。

講師

大田区通所介護事業所連絡会

 

第1回 NPO法人大田区介護支援専門員連絡会研修

令和3年11月17日(水)14:00~16:00 オンライン研修(ZOOM)

参加者

143名

タイトル

「ケアプラン作成に必要な知識と意識」

~標準様式通知改正を読み取る~

内容

居宅サービス計画書(第1表)「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」の記載などを再確認する。

講師

一般社団法人あたご研究所  代表理事 後藤 佳苗 氏

〇ケアプラン点検作業部会 報告・瀧 (大田区委託事業)

区内54ヶ所の居宅介護支援事業所を対象に、従前の居宅介護サービス計画書(第1表~3表)、リ・アセスメント支援シート、及び基本情報シート、リ・アセスメント支援シート作成後に抽出されたニーズを用いてケアプラン作成した居宅介護サービス計画書原案(第1表~3表)を提出していただき、「保険者と介護支援専門員が共に行うケアマネジメントの質の向上ガイドライン」を用い、前期27件、後期27件の計54件の点検作業を実施。

令和3年度は「自立支援を目的として、訪問介護・リハビリテーション・福祉用具のサービスを導入した事例」がテーマとなりました。

個々の居宅介護支援事業所において、管理者や主任介護支援専門員を中心としたケアプラン点検が実施されることを目標とし、管理者等が点検する際の視点やポイント等を把握しておくことが必要となるため、前年度と同様に提出対象者を管理者または主任介護支援専門員としました。

点検したプランから好事例を選出しており、ファシリテーターの募集、研修を経て、グループ討議型のケアプラン点検の準備を行っていましたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、前期・後期共にグループ討議の形態を変更し、『面談形式によるケアプラン点検~事業所でもできるケアプラン点検~』を開催。前期・後期のプラン提出者の方々に参加していただきました。

〇ケアマネ相談室活動報告 報告・石田 (大田区委託事業)

ケアマネジャーが元気になるためのお悩み相談・ご意見・ご質問をお聞きする「ケアマネ相談室」を毎月第3木曜日の13~17時に開室しています。ふれあいはすぬま(大田区西蒲田3-19-1)内の連絡会事務所で予約制の面談方式で相談を賜っていますが、新型コロナウイルスなどの感染症対策として昨年度に引き続き、電話やメール、ZOOMなど門戸を広げて相談を承っています。日時につきましても柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。本年度は新たな試みとして「ひとりケアマネ相談室」も開室いたしました。コロナ禍による研修のオンライン化などで横の繋がりを得る機会が減り、特にひとりケアマネさんが孤立傾向であり情報が不足していることなどが浮き彫りになっています。今後も定期的にひとりケアマネ相談室も企画してみたいと思いますので、開催する際には改めてご案内いたします。

〇地域活動部会活動報告 報告・所

  • 蒲田駅前図書館と共催にて、毎月第2日曜日に「日曜介護相談室」を開催。介護に心配のある高齢者やご家族を対象にケアマネジャーが無料で介護相談を行っております。2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しています。
  • 一年に一度、大田区の各介護事業所連絡会や介護関係者が関わる「おおた福祉フェス」に実行委員として企画参加またボランティアスタッフとして参加。介護業界の紹介と就職問題について、区民に分かりやすく伝える催しです。2021年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、福祉フェスは中止しています。2022年10月開催に向けてワーキンググループとして2021年12月より参画しています。
  • 「OTAユニバーサルスポーツフェスタ」の実行委員として、また当日のボランティアスタッフとして参加。高齢者やお子様、スポーツの得意不得意に関係なく、また障害のあるなしに関係なくスポーツを通じて楽しめる集まりです。2020年はコロナ禍でのフレイル予防をwebを通じて、離れた場所でもお互いに楽しめる催し物を開催しましたが、2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しています。
  • 大田区との姉妹都市・長野県東御市の「東御市民間介護・福祉事業所連絡会」との福祉交流会を開催しています。2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しています。webを利用して感染予防についてなどの情報交換会を開催など今後も新しい交流の形を検討予定です。

〇広報部会活動報告 報告・石田

広報部会はNPO法人大田区介護支援連絡会の理念・方針を発信する役割があります。けあまね通信での活動報告や、ホームページを活用し会員相互の資質向上を図れるように、大田区の介護支援専門員の後方支援を行っています。本年度途中から連絡会公式LINEアカウントを開設しました。まだ未登録の方はぜひ友だち登録をお願いします。より良い活動や後方支援に役立てたいと思いますので、会員の皆様からも広報部会にご意見をお寄せください。今後も当部会では連絡会の在り方、考え方を発信していきたいと思います。

〇制度研究部会報告 報告・島田

今年度は介護保険の改正もあり制度変更の内容について整理が必要でした。少し時間がかかりましたが、第1回の全体研修「おおた高齢者施策推進プランと介護保険改正について」で「第8期の改正についてケアマネジャーが知っておくべきことについて」10の注目ポイントを紹介し報告、周知することができました。また、NPO法人介護支援専門員連絡会と区との懇談会おいて、介護支援専門員として日頃から疑問に思っている事項を提案することができました。

来年度は、災害部会とともにBCP策定について深めていきます。また、制度部会への意見もいただけると助かります。

〇災害対策部会報告 報告・北原

利用者の地域での生活を脅かす要因として、「災害(主に台風や地震と言った天災)」が昨年度よりテーマとなっており、今年度は災害部会で作成した「災害時連絡票」の普及啓発に努めてまいりました。

災害対策部会では、昨年度行った会員アンケートの結果をもとに、ケアマネジャーが今求めている災害対策事項について検討をし、会員へ有益な情報提供を行ってまいります。また制度部会と連携し、BCPについての資料を作成し、会員へ向けて発信することを予定しています。

はじめに

 コロナで始まり、コロナで終わりを迎える年となりました。連絡会として会員のみなさまとお顔を合わせる機会のほとんど無い1年を過ごしました。

介護支援専門員は、訪問の自粛要請があったものの、感染予防をしつつ、利用者の利用自粛のためのさまざまな生活機能の低下の対応に追われ、給付実績の無い特例給付を行うなど、大変な一年であったことと思います。各地で災害が続き、コロナ感染予防も含め、事業継続をどのようにしていくべきか、事務所機能のあり方、情報共有の仕方、在宅勤務などに各事業所は悩んだのではないでしょうか。連絡会運営自体も、部会制で作業分担をすすめるなど、委託の区研修をオンラインで行うなど新しい取り組みもあり、難しい一年でした。

 第8期の介護保険計画の年でもありました。委員会に参加し、パブリックコメントを提出しました。専門職の職能団体として、地域の利用者のために働きがいのある制度設計や地域になるよう努力を続けられればと思います。

年度期首に「真価」「深化」「進化」が問われる時代の到来を書きましたが、単身、認知症、感染予防、防災、事業継続、ITC化などまさに難しい時代が来ています。

 

活動報告

1 NPO法人全体の運営について

・総会の開催 連絡会始まって以来、初めての書面議決となりました。

・総会にはかった事務局・部会制体制で運営(部会報告参照)

・毎月月初に事務局会議、中旬に運営委員会を開催

・連絡会主催研修実施(部会報告参照)

・大田区より委託事業実施(部会報告参照)

 

・大田区との連携

大田区福祉部との懇談会 8月28日(金)実施 連絡会HPに公開

介護認定審査会委員 委員を派遣

大田区地域福祉計画推進会議 委員派遣 

大田区高齢者福祉計画・介護保険事業計画推進会議 委員派遣

大田区難病対策地域協議会 委員派遣

大田区地域密着型サービス運営協議会 委員派遣

大田区おおた介護予防応援事業検討会 委員派遣

大田区在宅医療連携推進協議会 委員派遣

 大田区介護保険サービス団体連絡会会長会に参加 1025

  大田区介護サービス功労者表彰(今年度は介護事業者への区長からの感謝状が公開)

  おおた福祉フェス2020(今年度は中止)

大田区地域力推進部区民協働区内避難者訪問活動に協力(部会報告参照)

 

・区内外各種団体との連携

 大田区社会福祉協議会評議員選任・解任委員会委員派遣

 大田区地域福祉活動計画推進委員派遣(大田区社会福祉協議会リボン計画)
区南部地域リハビリテーション支援事業委員派遣

 大田区自立支援協議会相談審部会ワーキンググループ参加 1223日(水)

 自由民主党大田区民連合 予算要望・懇談会参加 

 日本共産党大田区議団 予算要望懇談会参加 

 東邦大学栄養部アンケート協力

 東京都次世代ウェルネスソリューション構築支援事業協力

 おおた区民活動団体連絡会データブック掲載

 ユニバーサルスポーツフェスタ協力(部会報告参照)

 東御市民間介護・福祉事業所連絡会(部会報告参照)

 

2 各部会からの報告

〇研修部会報告 報告・土井

 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、試行錯誤で研修を実施しました。

大田区研修は、9月よりオンラインにて研修を開始。初めての試みであり、開催側も視聴側も戸惑うことが多かったと思います。都度、区と検討を重ね、年間3回の研修をオンラインで実施しました。第3回の研修では、個人ワークを組み込む等、オンラインであっても一方的なものにならないよう努めました。

 連絡会研修は、第1回として、10月に感染症対策を実施しての集合型研修を実施しました。入室時には感染症対策チェックシートの記載を参加者にお願いしました。第2回は、更に感染症が蔓延する状況にて、12月にオンラインで実施するなど、状況に応じた準備を行い実施しました。

 例年のような方法で開催出来ないことから、予定より開催数が減ってしまいましたが、オンライン研修という新たな取り組みにチャレンジ出来たことは良かったと考えます。引続き。工夫し、大田区で働くケアマネジャーのスキルアップに繋がる研修実施に努めていきます。

.大田区研修(大田区委託事業)

1. 第1回 令和2914() 14001600 オンライン研修(ZOOM

タイトル:ケアマネジャーに必要な家族介護者支援の視点

~仕事と介護の両立・介護離職を防ぐために~

内容:『大田区における仕事と介護の両立の実態』~アンケート調査結果のご報告(20183)~   講師:田尻 久美子氏 一般社団法人大田区支援ネットワーク

『ケアマネジャーに必要な家族介護者支援の視点』

講師:川崎 裕彰氏 NPO法人となりのかいご     参加者:241

2. 第2回 令和21127() 14001600 オンライン研修(ZOOM

タイトル:多職種連携研修

内容:『あなたの強みは何ですか?~強みの違いは視点の違い~』

講師:横井 郁子氏 東邦大学 高齢者看護学 教授 地域連携教育支援センター⻑

パネリスト:手塚 知嘉子氏(牧田介護サービスセンター)

中澤 智也氏(好日苑ケアプランセンター上池台)

藪内 ゆき子氏(大田病院)

吉野 清美氏(ケアプランゆうが)    参加者:214

3. 第3回 令和3年218() 10001200 オンライン研修(ZOOM

タイトル:ケアプラン点検総括研修 

内容:みんなで学ぼう!ケアプラン点検

~リ・アセスメント支援シートの『統合から第2表のニーズ』作成の考え方を学ぶ~

『大田区ケアプラン点検 <概要>』 運営委員 島田せい子

『大田区ケアプラン点検 <総括>』 運営委員 石田千尋

『リ・アセスメント支援シートの『統合から第2表のニーズ』作成の考え方を学ぶ』

講師:牧野 和子氏 特定非営利活動法人 東京都介護支援専門員研究協議会 副理事長

パネリスト:中根久美子(ケアプラン田園調布医師会) 参加者:180

.連絡会研修

1. 第1回 令和2105日(金)1000120014001600 2回実施

大田文化の森 5階多目的室 (集合型)

内容:『法令に準じた記録の書き方』

江戸川区ケアマネジャー連絡会 副理事長 栗岡清英氏 参加者:合計87

2. 第2回 令和21211日(金)18301950 オンライン研修(ZOOM

タイトル:ケアマネ版「ACP入門」~ケアマネに何ができるか?期待されることは?~

内容:『ACP入門  ACP/アドバンス・ケア・プランニング/人生会議』

医療法人社団 双愛会 ファミリークリニック 

講師:在宅緩和ケアセンター センター長 田代雅紀先生 理事長 伊谷野克佳先生

『事例紹介~もしバナゲームをACPに取り入れた事例~』

講師:在宅緩和ケアセンター 看護師長  神林顕様

〇ケアプラン点検作業部会 報告・瀧 (大田区委託事業)

区内68ヶ所の居宅介護支援事業所を対象に、従前の居宅介護サービス計画書(第1表~3表)、リ・アセスメント支援シート、及び基本情報シート、リ・アセスメント支援シート作成後に抽出されたニーズを用いてケアプラン作成した居宅介護サービス計画書原案(第1表~3表)を提出していただき、「保険者と介護支援専門員が共に行うケアマネジメントの質の向上ガイドライン」を用い、前期35件、後期33件の計68件の点検作業を実施。

前年度同様に、令和2年度も「医療連携が必要である要介護ケアプラン」がテーマとなりました。

個々の居宅介護支援事業所において、管理者や主任介護支援専門員を中心としたケアプラン点検が実施されることを目標とし、管理者等が点検する際の視点やポイント等を把握しておくことが必要となるため、提出対象者を管理者または主任介護支援専門員とし、「グループ討議型のケアプラン点検」に参加していただく予定でした。

点検したプランから好事例を選出しており、ファシリテーターの募集、研修を経て、グループ討議型のケアプラン点検の準備を行っていましたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、前期・後期共に中止しています。

〇ケアマネ相談室活動報告 報告・石田 (大田区委託事業)

ケアマネジャーが元気になるためのお悩み相談・ご意見・ご質問をお聞きする「ケアマネ相談室」を毎月第3木曜日の1317時に開室しています。ふれあいはすぬま(大田区西蒲田3-19-1)内の連絡会事務所で、予約制の面談方式で相談を賜っていますが、本年度は社会情勢を考慮し電話やメール、ZOOMなど門戸を広げて相談を承っています。実際に本年度も複数の相談を電話やメールにてお話をお聞きしています。日時につきましても柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

〇地域活動部会活動報告 報告・所

・東日本大震災により福島県より大田区に避難された方を対象に「避難者支援にかかる全戸訪問調査」を実施。大田区地域力推進課区民協働・生涯学習担当と区民活動支援施設蒲田の主催の下、ケアマネジャーが訪問調査活動を行い、避難された方の困りごとなどの聞き取りを行いました。

・蒲田駅前図書館と共催にて、毎月第2日曜日に「日曜介護相談室」を開催。介護に心配のある高齢者やご家族を対象にケアマネジャーが無料で介護相談を行っています。2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しています。

・「OTAユニバーサルスポーツフェスタ2020」の実行委員として、また当日のボランティアスタッフとして参加。高齢者やお子様、スポーツの得意不得意に関係なく、また障害のあるなしに関係なくスポーツを通じて楽しめる集まりです。コロナ禍でのフレイル予防をwebを通じて、離れた場所でもお互いに楽しめる催し物も開催しました。

・大田区との姉妹都市・長野県東御市の「東御市民間介護・福祉事業所連絡会」との福祉交流会を開催しています。2020年はコロナ禍もあり、webを利用して感染予防についてなどの情報交換会などを開催。今後も新しい交流の形を検討予定です。

・一年に一度、大田区の各介護事業者連絡会や介護関係者が関わる「おおた福祉フェス」に実行委員として企画参加またボランティアスタッフとして参加。介護業界の紹介と就職問題について、区民に分かりやすく伝える催しです。2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止しています。

〇広報部会活動報告 報告・石田

広報部会はNPO法人大田区介護支援連絡会の理念・方針を発信する役割があります。けあまね通信での活動報告や、ホームページを活用し会員相互の資質向上を図れるように、大田区の介護支援専門員の後方支援を行っています。地域活動部会とも連携し、地域活動への支援や大田区区民活動情報サイト「オーちゃんネット」での広報活動も行っています。より良い活動や後方支援に役立てたいと思いますので、会員の皆様からも広報部会にご意見をお寄せください。今後も当部会では連絡会の在り方、考え方を発信していきたいと思います。

〇制度研究部会報告 報告・島田

制度研究部会とは私たちケアマネジャーを取り巻く制度について把握し、広報担当と連携しながら情報を発信するとともに、利用者に不利益な制度へ働きかけをおこなうことです。

今年度はコロナの影響もあり3回の部会開催となりました。

「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取り扱いについて」(第12報)及び(第13報)についての解釈では、利用者への説明が不十分なこと2区分以上の請求を利用者負担としていることの問題点について、大田区との懇談会で発言しました。

また、これに関連し利用者に費用負担を求める介護報酬の特例措置ではなく、公費を投入し事業所の減収分を補填する請願書をホームページに掲載しました。賛同を得られた事業所からは署名いただき、総理大臣あてへ送付しています。

また、大田区第8期の介護保険計画へのパブリックコメントも提出しています。

今後は介護保険改正の内容と抑えたいポイントを広報部会と連携しながら情報発信していきます。

〇災害対策部会報告 報告・北原

 

201910月の台風19号以降、高齢者の地域での生活を脅かす脅威として『災害』というものが、テーマとして大きく取り上げられるようになってきました。しかしケアマネジャーが職務として、利用者の生活にどこまで配慮をするべきか、大変悩ましく難しい問題でもあります。まずは利用者やその家族に『災害』というものを意識していただき、自助・互助のレベルで身を守ることを検討していただくことが必要であると考えました。そこでこの事に少しでも寄与できる様、連絡会のモデル形式として『災害時連絡票』を独自に作成しホームページにて周知をしました。

 

はじめに

大田区の日常生活支援総合専業が難境の中を乗り越え、定着してきた様に、主任介護支援専門員連絡 会と併合して4年目を迎えた介護支援専門員連絡会も、定期研修会の開催、そして区委託専業の定着化こ繋がる1年だったと振り返ります。
会員数は昨年度末で275名(年会費支払者対象/賛助会員含)となり、前年度の318名の 86.5%の会 員数となりました。会員数の減少は、年明けの2月頃より新型コロナウイルス感染予防の影響を考慮し、 予定していた専業が延期となった背景によるものと考えます。今年度に目標としていた会員数350名を 超える事が出来ず、次年度以降への持ち越しとなっております。

一方、昨年度(90名)同様、88名の年会費未払い会員の方がいることもその要因のひとつと考えられます。

2019年度の事業運営としては、2年目となった区委託事業の安定が焦点のひとつとなりました。 一方、区委託事業の存在が法人独自事業につながるわけではなく、結果、法人主催の研修会への参加につなげることができなかったと考えられます。次年度以降、大規模会場での研修との差別化を図るため、法人研修をグループワーク等、小規模単位での研修を主とするなどの工夫は必要となってきます。そのためには、連絡会役員だけの活動となりますとマンパワー的に限界が生じてしまうことが想定され、会員である主任CMの力を借りながらの事業展開も検討となります。

また、昨年度の特徴としましては、年度末に発生しました新型コロナウイルス感染予防による一部事業の延期の影響もあり、活動に支障が生じたことも挙げられます。連絡会としましては、他職能団体とも協働し、地震や水害といった災害だけではなく、様々な状況に対応できる仕組みづくりを考えていく必要があります。そのためには、会員の会員による会員のための事業を念頭に運営してまいります。

活動の報告

総会開催

5月21日(火)大田区民ホール・アプリコ展示室/参加者119名(委任状提出者104名)

定期研修会の開催(主催研修)

<新人介護支援専門員研修(新人ケアマネお悩み相談室)>

4月12日(火)蒲田医師会館4階会議室/参加者40名

<特定事業者懇談会>

6月13日(木)消費者生活センター第5会議室/参加者26名(24事業所)

<実地指導対策>

9月20日(金)新井宿特別出張所4階会議室/参加者70名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~上手な会議の進め方~糀谷羽田地域>

10月10日(木)大森東特別出張所2階会議室/参加者17名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~上手な会議の進め方~蒲田地域>

10月24日(木)蒲田医師会館4階ホール/参加者25名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~上手な会議の進め方~大森地域>

10月30日(月)新井宿特別出張所3階会議室/参加者21名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~上手な会議の進め方~調布地域>

11月6日(水)地域包括支援センター峰町/参加者36名

区民向け介護イベントの実施(おおた福祉フェスの実施)

9月29日(日)大田区産業プラザPioにて開催し、実行委員長、および当日の相談ブース開設を担当。来場者約1450名

駅前図書館日曜介護相談室の設置

2017年7月より大田区立蒲田駅前図書館内にて継続実施中。毎月第2日曜日午後1時~4時まで計10回解説(10月は台風19号の影響により、また3月は新型コロナウイルス拡散防止の影響により中止)。計12件の相談を受けた。18年度より本会会員からもボランティア相談員を募集して実施している。

区内各種会合への参加

大田区社会福祉協議会(大田区地域福祉活動計画推進委員会、地域協議会)、大田区在宅医療連携推進協議会、認知症ケア研究会、梅ちゃんカフェ、おおた福祉フェス、介護支援ネットワーク、区南部地域リハビリテーション支援センター地域協議会、くらし健康あんしんネットおおた、おおた区民活動団体連絡会、難病対策地域協議会等の会合に参加。

会員向け広報紙の発行(けあまね通信の発行)

会員への活動状況報告、および各種周知の媒体としてFAXにて発行した。19年度は第19号~21号までの発行となった。

理事会、運営委員会、コア会議等の開催

毎月、運営委員会、コア会議(区委託事業検討部会)を実施。理事会は、理事運営委員会として毎月1度計12回開催。

区内外職能団体等への活動参加

大田区介護保険サービス団体連絡会、大田区通所介護事業者連絡会、大田区訪問介護事業者連絡会、介護支援ネットワーク、太田区議検討会(自由民主党、共産党太田区議団)、東京都介護支援専門員研究協議会、および各種シンポジウムやイベントに参加した。

大田区との連携

大田区福祉部との懇談会

→7月8日(月)実施

介護認定審査会委員への派遣

→会員1名を派遣

大田区地域福祉計画推進会議への委員派遣

→7月3日(水)、1月24日(金)の全2階の会議に参加。

大田区高齢者福祉計画・介護保険事業計画推進会議への委員派遣

→6月27日(木)、10月16日(水)、2月10日(月)の全3回に参加。

ファシリテーター育成事業

会員から自薦にて主任CM15名をファシリテーターとして位置付け、ケアプラン点検グループワークの準備、参加等をいただき、ファシリテーター事業修了証を発行。

大田区介護サービス功労者推薦

ケアプランナユタ・所介護支援専門員、太陽マチノマ・浅田主任介護支援専門員を推薦した。

介護支援専門員全体研修の開催(区委託研修)

<リ・アセスメント研修(講師:CMAT牧野和子氏>

5月16日(木)池上会館集会室/参加者257名

<成年後見制度・権利擁護研修(講師:大田区社会福祉協議会 中原賢一氏。同 岡田純子氏>

7月24日(水)池上会館集会室/参加者250名

<障害支援研修(講師:さぽーとぴあ 神作彩子氏/大田区立上池台障害者福祉会館徳留敦子氏>

9月13日(金)池上会館集会室/参加者208名

<コンプライアンス研修(講師:北澤社会保険労務士事務所 北澤正敏氏>

11月29日(金)池上会館集会室/参加者200名

<ケアプラン点検総括>

2月7日(金)池上会館集会室/参加者187名

ケアプラン点検グループワークの開催(区委託事業)

区内98カ所の居宅介護支援事業所を対象に実施。ケアプラン1表~3表、およびリ・アセスメント支援シートを「保険者と介護支援専門員がともに行うケアマネジメントの質の向上ガイドライン」を用い、第1回目50件、第2回目28件の敬98件を対象に、点検作業を実施。その中から各回10件ずつの好事例を抽出し、上記98事業所の作成した介護支援専門員にグループワークへの参加を依頼した(9月6日(金)、1月20日(月)に実施)

ケアマネ相談室の開設(区委託事業)

2019年7月より毎月第3木曜日PM、ふれあいはすぬまにて介護支援専門員の相談所を継続開設。計12回開設し、10件の相談があった。

 

はじめに

第 7 期介護保険事業計画が開始され、また大田区の総合事業が本格稼働した年度となりました。多く
の介護支援専門員が試行錯誤の日々であっ た様に、介護支援専門員連絡会もまた同じ思いの中で走って
きました 。
会員数は昨年度末で 314 名(年会費支払者対象)となり、前年度の 261 名の 20.3 %増 の会員獲得とな
りました。目標としていた 300 名を超える事が出来ましたが、一方、 101 名 の未払い者がおり、結果、
会員、未払い会員ともに過去最大数となっています。
昨年度の事業特徴として、区
事業 の委託を受けた点が第一に挙げられます。介護支援専門員の知識、
技量の向上を目指し、連絡会としてどこまで 個々に支援が出来るのかが最大の焦点となりました。計 5
回の介護支援専門員全体研修の他、月 1 度のケアマネ相談室、そして総計 186 ケースを対象としたケア
プラン点検の実施は、多忙さの中に新年度に繋がる視点を見つけた時間となりました。
上記、区委託事業の他にも、毎年恒例となってい
ます タウンミーティング(小規模地域 研修)、主任介
護支援専門員対象研修、新人介護支援専門員対象研修…等、連絡会独自研修も開催致しました。 17 年度
に引き続き、蒲田駅前図書館日曜介護相談窓口開設、おおた福祉フェスの開催等、地域と連携出来る会
である事を忘れずに運営してきました。
昨年度は区委託事業の影響もあり、一昨年度
に比べて組織的な動きが出来る様になりましたが、 役員
のボランタリーな部分に依存し続けて運営している状況 に変わりはありません。昨年度より大田区の支
援を受けてふれ あいはすぬま内に 事務所(事務局) を設置しており、またクラウドシステム等の更なる
活用をしていく事で 、 運営スタンスの打開をはかってい ければと考えます。

 

活動の報告

(ア) 総会開催

5月22日(火)大田区民ホール・アプリコ展示室/参加者110名

(イ) 定期研修会の開催(主催研修)

<特定事業所懇談会>

4月24日(火)大田区社会福祉協議会4階会議室/参加者45名

<新人介護支援専門員研修(新人ケアマネお悩み相談室)>

4月27日(金)消費者生活センター第5会議室/参加者27名

<世界一わかりやすいファシリテーター研修>

7月17日(火)新井宿特別出張所4階会議室/参加者115名

<ファシリテーター内部研修>

7月31日(火)消費者生活センター1階micsおおた内/参加者18名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~皆で支える利用者~大森地域>

11月12日(月)新井宿特別出張所4階会議室/参加者49名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~皆で支える利用者~蒲田地域>

11月14日(水)蒲田医師会館4階ホール/参加者35名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~皆で支える利用者~糀谷羽田地域>

11月19日(月)大森東特別出張所2階会議室/参加者20名

<小規模地域研修(タウンミーティング)~皆で支える利用者~調布地域>

11月20日(火)田園調布医師会館2階ホール/参加者50名

<世界一やさしい主任CMに必要なリーダーシップ研修>

3月28日(木)消費者生活センター2階大集会室/参加者62名

(ウ) 区民向け介護イベントの実施(おおた福祉フェスの実施)

9月30日(日)大田区産業プラザPioにて開催し、実行委員、及び当日の相談ブース開設を担当した。1200名の来場者があった。

(エ) 「駅前図書館日曜介護相談室」の設置

2017年7月より大田区立蒲田駅前図書館内にて継続実施中。毎月第2日曜日午後1時~4時まで計12回開設。計12件の相談を受けた。18年度より、本会会員からも相談員を募集して実施した。

(オ) 区内各種会合への参加

大田区社会福祉協議会(大田区地域福祉活動計画推進委員会、地域協議会)、大田区在宅医療連携推進協議会、認知症ケア研究会、梅ちゃんカフェ、おおた福祉フェス、介護支援ネットワーク、区南部地域リハビリテーション支援センター地域協議会、くらし健康あんしんネットおおた、おおた区民活動団体連絡会、難病対策地域協議会等の会合に参加。

(カ) 会員向け広報紙の発行(けあまね通信の発行)

会員への活動状況報告、及び各種周知の媒体としてFAXにて発行した。18年度は第15号~17号までの発行となっている。※資料参照

(キ) 理事会、運営委員会、コア会議等の開催

毎月、運営委員会、コア会議(区委託事業検討部会)を実施。理事会は、理事運営委員会として毎月1度計12回開催。

(ク) 区内外職能団体等への活動参加

大田区介護保険サービス団体連絡会、大田区通所介護事業者連絡会、大田区訪問介護事業者連絡会、介護支援ネットワーク、大田区議検討会(自由民主党、共産党大田区議団)、東京都介護支援専門員研究協議会、東京ケアマネジャー実践塾等の会合、及びシンポジウムやイベントに参加した。

(ケ) 大田区との連携

・ 大田区福祉部との懇談会

⇒7月24日(火)実施。

・ 介護認定審査会委員への派遣

⇒会員1名を派遣。

・ 大田区地域福祉計画推進会議への委員派遣

⇒5月31日(木)、9月21日(金)、11月16日(金)、1月31日(木)の全4回の会議に参加。

・ 大田区高齢者福祉計画・介護保険事業計画推進会議への委員派遣

⇒6月27日(水)、10月23日(火)、2月25日(月)の全3回に参加。

・ 大田区介護予防応援評価事業検討会への検討委員派遣

⇒4月24日(火)、5月31日(木)、6月26日(火)、8月6日(月)、9月11日(火)の全5回に参加。

(コ) ファシリテーター参画育成事業

会員から自薦にて6名をファシリテーターとして位置づけ、新人CM研修(4月27日実施)、タウンミーティング(11月12日、11月14日、11月19日、11月20日実施)等の企画、実施を行った。上記ファシリテーターに対しては、ファシリテーター事業参加証明を発行。

(サ) 大田区介護サービス功労者推薦

ケアプランゆうが・関和江主任介護支援専門員を推薦した。

(シ) 定款の修正

定款の一部を修正(法人の事務所を大田区内に設置)。詳細はHP参照の事。

(ス) 介護支援専門員全体研修の開催(区委託研修)

<リ・アセスメント支援シート研修(講師:CMAT 高岡里佳氏)>

7月27日(金)池上会館集会室/参加者219名

<地域包括ケアシステム研修(講師:東京学芸大学高良麻子氏)>

8月31日(金)池上会館集会室/参加者262名

<障害福祉研修(講師:さぽーとぴあ神作彩子氏/蒲田庁舎地域福祉課小川幹夫氏>

10月19日(金)池上会館集会室/参加者277名

<医療連携研修(講師:ヘルスケアビジネス経営人材育成研究所石井富美氏/荏原病院内田奈津子氏)>

12月7日(金)池上会館集会室/参加者287名

<ケアプラン点検総括>

2月22日(金)池上会館集会室/参加者225名

(セ) ケアプラン点検グループワークの開催(区委託事業)

区内全居宅介護支援事業所を対象に実施。ケアプラン1表~3表を「保険者と介護支援専門員が共に行うケアマネジメントの質の向上ガイドライン」を用い、第1回目99件、第2回目87件の計186件を対象に点検作業を実施。その中から各10件ずつを抽出し、作成した介護支援専門員にグループワークへの参加を依頼した(11月2日(金)、1月21日(月)に実施)

(ソ) ケアマネ相談室の開設(区委託事業)

7月より毎月第3木曜日PM、ふれあいはすぬまにて介護支援専門員の相談所を開設。計9回開設し、14件の相談があった。

 はじめに

 地域包括ケアシステムの構築に向けて、主任介護支援専門員をはじめとする介護支援専門員が地域に目を向け、地域情報を得ることが出来るような研修カリキュラムに力を注いだ年となりました。会員数の増加、研修会学習会等の増回、保険者との更なる強い連携を事業計画、基本方針に掲げ様々な組織的な整備を行ってきております。会員数は昨年度末で261名(年会費支払者のみ/前年度比+19.2%)を数え、各研修の受講証明書の発行を丁寧に行い、介護支援専門員の質の向上の為、連絡会として「会員に提供できること」を常に模索しながら会運営をしてまいりました。

しかし一方、介護保険制度が目まぐるしく変化する難しい時期に、組織としての方向性や体制を整えるための会議、外部との調整にさらに手間のかかった1年でもありました。理事・運営委員も地域の介護支援専門員として働きながら、研修担当のほか、外部団体ごとに担当を決めて調整を行う、蒲田駅前図書館での相談窓口の設置やおおた福祉フェスの実行委員を担う等、地域と連携出来る連絡会に向け、運営に力を出し合いました。

まだまだ組織的な動きは未整備で、年会費を会員から徴収しても、事務経費、研修経費等に割かれ、理事・運営委員は全くのボランタリィな活動となっております。組織としての事務処理能力の不足や会員への活動の周知などが不十分であったことを改善し、「連絡会のメンバーになっていることのメリットを会員に感じてもらえる」様、事務作業を一部委託する試みを始めた年でもありました。

 

活動の報告

総会開催

5月24日(水)大田区民ホール・アプリコ展示室/参加者122名

 

定期研修会の開催(主催研修)

<特定事業所懇談会>

   4月20日(木)大田病院会議室/参加者34名

<新人ケアマネお悩み相談室>

   5月11日(木)地域包括支援センター嶺町会議室/参加者31名

<社会資源を知る!!~真夏の③連続講座~第1回目>

   7月21日(金)新井宿特別出張所3階会議室/参加者61名

<社会資源を知る!!~真夏の③連続講座~第2回目>

   8月24日(木)新井宿特別出張所3階会議室/参加者60名

<ファシリテーター研修>

   9月12日(火)大田区社会福祉センタービル4階/参加者71名

<社会資源を知る!!~真夏の③連続講座~第3回目>

   9月20日(水)新井宿特別出張所3階会議室/参加者53名

<調布地区地域検討会(タウンミーティング)>

   10月26日(木)地域包括支援センター嶺町会議室/参加者27名

<蒲田地区地域検討会(タウンミーティング)>

   11月1日(水)蒲田医師会館4階ホール/参加者22名

<糀谷羽田地区地域検討会(タウンミーティング)>

   11月7日(火)大田病院会議室/参加者22名

<大森地区地域検討会(タウンミーティング)>

   11月13日(月)新井宿特別出張所3階会議室/参加者30名

<誰にでもわかるスーパービジョンPartⅣ>

   11月17日(金)田園調布医師会館2階ホール/参加者50名

<第7期介護保険事業計画説明会&連絡会のあり方研修会>

   2月23日(金)新井宿特別出張所4階会議室/参加者86名

<誰にでもわかるスーパービジョンPartⅤ>

   3月13日(火)田園調布医師会館2階ホール/参加者47名

(以下、共催研修)

<Otaku Diabetes Academy>※ノボノルディスクファーマ㈱共催

8月29日(火)TKP Luz大森カンファレンスセンター5階カンファレンスルーム/参加者9名

 

会員向けアンケートの実施

研修都度実施し、今後の研修開催における参考とした。また2月23日に「連絡会のあり方研修会」を開催し、連絡会運営について意見交換するグループワークを実施。グループごとで話し合われた記録をもとに報告書に纏め、30年度以降の活動に繋げる礎とした。※資料参照

 

区民向け介護イベントの実施(おおた福祉フェスの実施)

9月9日(日)大田区産業プラザPioにて開催し、運営委員、及び当日の相談ブース開設を担当した。1,300名の来場者があった。

 

「ケアマネジャー介護相談窓口」の設置

7月より大田区立蒲田駅前図書館内にて実施。毎月第2日曜日午後1時~4時まで計9回開設。計13件の相談を受けた。

 

大田区との連携

大田区福祉部との懇談会

⇒7月6日(木)実施。※資料参照

大田区実施のケアプランチェックに会員を派遣

⇒29年度実施なし。30年度以降に繰り越し。

介護認定審査会委員への派遣

⇒会員1名を派遣。

大田区地域福祉計画推進会議への委員派遣

⇒6月8日(木)、10月25日(水)、3月26日(月)の全3回の会議に参加。

大田区高齢者福祉計画・介護保険事業計画推進会議への委員派遣

⇒6月29日(木)、8月29日(火)、10月17日(火)、11月16日(木)、2月9日(金)の全5回に参加。

大田区介護予防応援評価事業検討会への検討委員派遣

⇒7月3日(月)、8月3日(木)、9月7日(木)、10月6日(金)、11月6日(月)、12月8日(金)、2月5日(月)の全7回の会議に参加。

 

区内各種会合への参加

大田区社会福祉協議会(第6次大田区地域福祉活動計画、大田区社会福祉協議会評議員選任・解任委員会委員) 、大田区在宅医療連携推進協議会、大田区ケアマネジメント研究会、おおた福祉フェス、介護支援ネットワーク、区南部地域リハビリテーション支援センター地域協議会、くらし健康あんしんネットおおた、おおた区民活動団体連絡会、難病対策地域協議会、主任介護支援専門員研修対象者受講要件意見交換、区介護支援専門員研修企画意見交換等の会合に参加。

 

会員向け広報紙の発行(けあまね通信の発行)

会員への活動状況報告、及び各種周知の媒体としてFAXにて発行した。17年度は第10号~13号までの発行となっている。※資料参照

 

理事会、運営委員会、三役会議等の開催

毎月、運営委員会、三役会議(理事長、副理事長、事務局長対象)、及び助成金プロジェクトチーム(18年度に助成金を得る為の編成チーム)会議を行い、期中3月22日(木)決算等議決を得る為、議事録を作成し理事会を行った。

 

情報発信の拠点づくり

拠点をつくる事が出来なかった為、30年度以降への繰り越し。

 

区内外職能団体等への活動参加

大田区介護保険サービス団体連絡会、大田区通所介護事業者連絡会、大田区訪問介護事業者連絡会、介護支援ネットワーク、大田区地域福祉計画推進事業・民生児童委員100周年記念事業、大田区議検討会(自由民主党、共産党大田区議団)、東京都介護支援専門員研究協議会、東京ケアマネジャー実践塾等の会合、及びシンポジウムやイベントに参加した。

 

ファシリテーター参画育成事業

会員から自薦にて5名をファシリテーターとして位置づけ、新人CM研修(5月11日実施)、タウンミーティング(10月26日、11月1日、11月7日、11月13日実施)等の企画、実施を行った。このファシリテーター5名に対しては、ファシリテーター事業参加証明を発行した。

 

事業者交流会の開催

1月19日(金)開催の事業者交流会の幹事担当をした。参加総数140名。

 

大田区介護サービス功労者推薦

大森山王居宅介護支援事業所・入野豊主任介護支援専門員を推薦した。